本「こうして、思考は現実になる」の帯には、次のような言葉が書かれています。
「これは『知る』ためではなく、
48時間以内に『体験する』
ための本である。
この『9つの方法』をいくつか試すだけで、
あなたも人生に奇跡を起こすことができる。」
数年前の私なら、何だか怪しく感じて、立ち去ってしまった事でしょう。
でも、今年の春、書店に積まれた本を見付けた私は、立ち止まり、手に取りました。
「本の中で、たびたび登場する言葉があります。
「FP」
著者は、それを「可能性のフィールド」と呼び、
私たちの期待や判断や思い込みに対応して、FPは自在に形を変えるとします。
本「こうして、思考は現実になる」では、このFPを活用する方法を実験を通じて体験してゆきます。
実験1では、まず、FPが存在する証拠を探してゆきます。
「目に見えないエネルギーの力、または無限の可能性のフィールドが、確実に存在すること」を信じられるように、
予想外の贈り物として「偶然では片付けられないような、明確なサイン」を、48時間以内に、届けてもらうお願いをFPにするのです。
実験1では、贈り物の中身は指定しません。
中身を指定する実験は、少し先の、実験4で行います。
私はこの実験を始める前に2つ疑問に感じた事があります。
・証拠と言いながら、贈り物の中身を指定しないのは、どんな意味があるのだろう?!
・実験結果は、実験した人の受け取り方次第に思える。だから、どんな結果が出ても、証拠とは言えないのではないか?!
折しも、「STAP細胞」への疑惑で、小保方晴子さんのニュースが連日報道されている時期でした。
この本の実験、小保方さんだったらどうやって行うか考えると、
どんなに素晴らしい結果が出ても、理解出来ない人からは批判されると、容易に想像されます。
他の人には分かってもらえないとしても、私は、実験をしてみたい気持ちが強かったのです。
そうして、私は実験を開始しました。
1日目は何となく終わりました。
2日目も、特に何もなく、時間ばかりが過ぎてゆきました。
しかし、残り数時間となったところで、意外な展開が訪れました。
実は私、学生時代、算数・数学が苦手でした。
その時は、どうにか試験をクリアし、留年しなかったのは奇跡です。
大人になってからは、数学の必要はほとんどなく、自分から近づくこともなく過ごしていました。
それが思いがけなく、実験1の最終日の夕食中に、2進数の話題になり、そのままミニ講義に。
教えてくれたのは物理学を専攻し、上場企業勤めを経て、今はオーダーメイドでプログラムを作る理系さんです。
この理系さんの教え方が、素晴らしく分かりやすく、
私は学校を卒業以来、初めて2進数に触れなおし、理解も出来たのです。
この喜びは、算数が普通に出来た人には理解出来ないかもしれません。
けれど、私の喜びは格別でした。
そして喜びは、伝染したようで、理系さんも上機嫌。
ついでに話は数列にもおよび、私は数列までも理解する事が出来たのです。
私にとっての「偶然では片付けられないような、明確なサイン」とは、
数列と2進数の理解。
まさにこの事と思え、実験成功としました。
実験2へと続きます。
<おまけクイズ>
さて、実験1で話題に上った、ある数列問題があります。
「?」には、どんな数字が入るでしょうか?
良かったら頭の体操にチャレンジしてみてください。
1
↓
11
↓
21
↓
1211
↓
111221
↓
「?」
ヒントは、数列 難問、で検索して見つけたクイズです。
答えは次回をお楽しみに。